NEC X401S Car Video System User Manual


 
日本語-8
■据付条件
熱がこもるのを防ぐため、狭い場所(壁埋め込みなど)に設置する場合は、ディスプレイの周囲は下図のように壁から離してください。
■冷却ファン
本機内蔵の冷却ファンは動作保証温度を超えると自動的に動作するほかに、ファン制御
(→P34)
で常時動作するよう設定することが
できます。オプションボードを装着して使用する場合は、本機の動作保証温度内でもオプションボードの冷却のため一部の冷却ファンが
自動的に動作する場合があります。ケース内の設置や、液晶画面の表面にアクリル板などをつけてご使用になる場合は本機の内部温度
上昇をHEAT STATUS機能
(→P34)
で確認の上、必要に応じて冷却ファンの動作設定を変更してください。
壁掛け用や天吊り用として使用する場合
■壁掛け・天吊り時の注意事項
● 壁掛け・天吊りの設置をする前に、この欄を必ずお読みになり、正しく安全にお使いください。
・
お客様による壁掛けや天吊りの設置は絶対におやめください。壁掛けや天吊りの設置はお買い上げ販売店か工事専門業者にご依頼ください。
・
壁や天井の構造や強度により取り付けできない場合がありますので、取り付け場所については工事専門業者または販売店にご相談ください。
● 設置後のメンテナンス
・
ねじのゆるみや部品のずれ・ゆがみなど異常や不具合が発見された場合には、すぐに工事専門業者または販売店に修理を依頼してください。
・
環境によっては経年変化で取り付け部などの強度が不足するおそれがあります。定期的に工事専門業者に点検を依頼し、メンテナンスを
おこなってください。
なお、据え付け・取り付けの不備、誤使用、改造、天災などによる事故損害については、弊社は一切責任を負いません。
設置の依頼にあたっては以下の注意点を設置業者にご提示ください。
■取り付け向きについて
本機を縦型の状態で使用するときは、必ず正面から
見て左側面を上側にしてください。上下逆さまで
の設置はできません。
■取り付け場所について
本機と取付金具の総重量を恒久的に十分に保持できる、強度のある場所を
選んでください。強度の不十分なところに設置すると、落下して重大事故の
原因となることがあります。
人が容易にぶら下がったり、寄り掛かれるような場所、頭や目がぶつかって
しまうような場所、振動、衝撃の加わる場所、または、湿気やほこりの多い場
所には設置しないでください。火災や感電の原因になります。壁に埋め込む
など、本機の背面に空間が無いように設置する場合は、本機の上下左右にそ
れぞれ100mm 以上の空間を設けてください。
設置の場所や状態によって本機内部に熱がこもらないよう、空調や通風には
十分配慮してください。
荷重は必ず梁などの堅牢な構造材で受けるようにし、確実に取り付けてくだ
さい。
強度が不十分な設置面への直接取り付けはおこなわないでください。
■取付金具について
必ずVESA規格に準拠した取付金具を使用してください。
金具取り付け面の強度を十分確認して設置してください。
市販の取付金具は、本機を支えるのに十分なものを選んでください。
取り付け前に、強度など安全性の確認をおこなってください。
金具の一部がディスプレイの通風孔をふさがないようご注意ください。
取り付け方法、安全な設置方法の詳細は、市販の取付金具の取扱説明書をご参照ください。
取付金具や取り付け場所に不具合が発生した場合を想定して、複数の取付金具を使用する、複数の場所で支える、転倒・落下防止などの
対応をおこなってください。
・ 本機の保証環境温度は40℃です。ケース等に入れて使用される場合は、ケース
内部の温度が40℃以下となるよう、ケースにファンを取り付ける、通風口を設け
るなどの処置をおこなってください。
なお、本機は温度センサーおよび冷却ファンを内蔵し、保証温度を超えると自動
的に冷却ファンが動作します。また、冷却ファンが動作しても保証温度を超える
環境になると「警告」が表示されます。「警告」が表示された環境での使用は故障
の原因となりますので、電源を切ってください。
・ 壁や
カーテン
などの周りの状況によっては、内蔵
スピーカー
の音質や音の広がりな
どが変わり、内蔵スピーカーからの音が聞こえにくくなる場合があります。