153
15
ディレイ
ディレイ
メインメニューのディレイ画面は、各チャンネルのディレイをミリ秒で示します。
ディレイ編集モードにするには、カーソルで "DLY" を強調表示にし、ナビゲー
ションエンコーダを押します (図 26)。
リモートスピーカーを持つシステムにはディレイが必要になることがあります。リ
モートスピーカーが必要になるのは、聴衆が多い場合などです。このようなス
ピーカーは、メインの PA スピーカーでは対応できないエリアをカバーします。
リモートスピーカーのディレイが正しく調整されない場合、聴衆は 1次ソー
ス (メインPA) とリモートスピーカーの時間差に気づくことになります。時間差
は、エコーとして感じられ、不快なリスニング環境の原因になります。IPR™
DSP アンプは、ディレイがチャンネル当たり 120 mS で、リモートスピーカーを
1次 PA スピーカーから最大136 ft(約41 m)離すことができます。
ディレイ画面では、ナビゲーションエンコーダを回してディレイの量を増減しま
す。画面のディレイはミリ秒、フィート、メートルで表示されます。
図26